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ヴンダーシア共和国連邦(ぶんだーしあきょうわこくれんぽう、:refublek-elvemil ev Vundarsia、英語:Federal Republic of Vundarsia)は、ヴンダーシアの連邦国家。
ヴンダーシアあるいはブンダーシアとも呼ばれる。首都はネオーン市で、大統領制の国。現在ヴンダーシア全土を支配している。
ヴンダーシア共和国連邦
国旗
成立1994年8月
体制共和制、連邦制
国家元首ヴンダーシア大統領
現職:ヨハニア・ケレンス
首都ネオーン市
最大都市ネオーン市
公用語ベーレン語
通貨ステイル
時間帯UTC-1
面積約14.9万km2
人口約6380万人(2022年)
人口密度429.5人/km2
GDPUSD:約3兆5千4百億ドル(2022年度)

概要

ヴンダーシア地方全域とその付近の島々を領土とする連邦共和制の国家。世界の魔族の大部分を抱え、かつ国民のほとんどが魔族である。
現在、主要先進国のひとつに数えられる。魔法技術をはじめとした高い技術力と、その輸出による巨大な資金力を持つ。カサブランカ協定以降、軍備を徐々に強化しつつアフリカ北西部の情勢を警戒しており、近年ではリオ・デ・オロ戦争東大西洋同盟を通して積極的な介入を行い秩序構築を測っている。

名称

ベーレン語での正式な国名は、ラテン文字転写で"refublek-elvemil ev Vundarsia"(発音:[ʀefˈublək elvˈɛːmil əv vɯndˈaɐsiɐ]*1 )。基本的には単に"Vundarsia[vɯndˈaɐsiɐ]"と名乗る。
「ヴンダーシア」という名称の由来に関しては様々な説が飛び交っており、正確な由来は判断しかねる。ベーレン文字(ヒフテン)では"特異な、特殊な"という意味の Vend と補助的な文字 Ers 、国名の接尾辞である -ia からなっている。
英語ではそのまま写音して"Vundarsia"(/vund'arʃa/)と呼び、形容詞形は"Vundarsish"(/vund'arziʃ/)である。形容詞形は民族名由来の"Berenish"を使うこともある。漢字表記は日中ともに"雲大西亜"で、"雲"と略して呼ばれることが多い。
国名コード(ISO 3166-1)はVDあるいはVND、国別コードトップレベルドメインは“.vd”

政治制度

ヴンダーシアは代表民主制、大統領制、連邦制を採用している共和国である。行政権は大統領(ヴンダーシア大統領)が、立法権は連邦議会議長が、司法権は最高裁判所長官がそれぞれ担っている。

行政

行政府は大統領が代表しており、中央行政府の行政機関(内閣)の長は大統領が任命できる。大統領は直接選挙で選ばれ、任期は5年*2で、議会による弾劾裁判でのみ罷免される。大統領は下院にあたる連邦議会の解散権を有するが、立法に対して責任を持たない。
内閣の下の組織
多くの中央省庁などの行政機関は、大統領の管轄のもとの「大政院(内閣)」に所属している。それらの代表者たる大臣や長官は大統領が任命する。
大統領府は大統領の役割を補佐するための組織で、副大統領や担当大臣が所属している。
機関名代表者管轄分野
大統領府大統領大統領の政務の補佐など
内務省内務大臣治安維持、インフラ整備
国防省国防大臣軍事
財務省?財務大臣財政
外務省?外務大臣外交
学問・教育省学問・教育大臣技術育成や教育
経済省経済大臣民間取引の監視・規制など
福祉省福祉大臣国民の健康増進や福祉
司法省司法大臣検察業務
魔力省魔力大臣魔力その他エネルギー
魔法省魔法大臣魔法使用の監視・規制
農業省農業大臣農業の保護、発展の促進
情報・通信省情報・通信大臣情報を巡る規制、通信の安全保障

地方行政

地方行政は現代ドイツに習うところが大きく、中央政府は大統領制でありながら州ごとの政治は議院内閣制で行われる。各地を州に分け、それぞれに立法を担う州議会と行政を担う州政府が置かれる。州議会での与党から州首相が選出され、州首相が行政を代表する。
ネオーン市は一つの都市で一つの州という扱い(特別市)で、かつ通常の州と違って大統領制に近い仕組みで政治が運営されている。
また、ガルセシア地方の2州は「ガルセシア政府」という特殊な自治組織のもとに結びついている。

行政区分

最も大きな地域区分に4つの「地方(広域地方)」があり、行政区分として最も大きいものは州(vems)である。基本的には州の下の市(gvait)が最も小さな行政区分になるが、ネオーン市だけは「特別市」とされ、どの州の管轄下にもなく、市の下にさらに小さな行政区分の区(lefeken)がある。
現在ヴンダーシアは、以下の13州1特別市で構成される。
ケズヴェムスィル(Kedsevemsil/西部諸州)
セズヴェムスィル(Sedzevemsil/北部諸州)
  • 北ガルス州
  • 南ガルス州
  • ディート州
  • キセキ州
ギュフスヴェムスィル(Gu^fsevemsil/東部諸州)
  • サール=ファルス州
  • フルール州
ソルズヴェムスィル(Solzevemsil/南部諸州)
  • ルクヴァーレン州
  • ドランツァイト州
  • カラカラ・ヴェスタ州
  • ヒラル・ヴァルト州

立法

立法は連邦国民議会(下院)と連邦参議院(上院)の二院制で成り立っている。
立法の代表者は連邦国民議会議長とされているが、下院の顧問というだけで上院に対しては大した権限を持っていない。
下院にあたる連邦国民議会は国民による選挙(選挙区制と比例代表制の併用)で選ばれ、議員任期は4年。上院にあたる連邦参議院はドイツの連邦参議院などを参考にした、連邦を構成する地方政府の意向を反映するための議会で、議員は州首相が一定人数ずつ任命する。
会期は両院で共有しており、基本的に1月始まりである。会計年度も同じ1月始まりになっている。

軍隊

→詳しくは"ヴンダーシア軍"を参照
中央政府のもとに統一的な軍隊が編成されている。最終的な指揮権は大統領にあるとされるが、通常は国防省に委任する。

領域

ヴンダーシアの領土は次のように分けられる。「本土外領地」は独自の立法機関を持つなど高い自治権を与えられている。
本土
本土外領地
  • ジブラルタル市
  • マヨルカ島
領土の全てが大西洋上に位置し、東にポルカサ、南東にカナリア諸島とベリアがある。

経済

国内市場はそこまで大きくないが、グローバル企業の増加に伴って貿易額が急激に伸びている。GDPは約3兆5千4百億ドルで、イギリスに次いで世界7位。
特産品は魔力、船、ジュエリー類などで、このうち魔力は新時代の燃料として期待されている中でヴンダーシア以外ではほとんど採取できないため、ヴンダーシアが利益を独占している。同時に魔力は国の経済を左右する最大の輸出品であるため、その採取・販売は政府によって統制されている。

歴史

共和制以前

※詳しくは"ヴンダーシアの歴史"を参照

1990年代

1993年の共和革命デウス・アッタ王国は共和制へ移行し、「ヴンダーシア共和国」と名前を変えた。しかし当初はまだ大まかな政治制度は維持されたままで、ライネスの挙国一致内閣のもと、新たな憲法が制定された。大統領制や連邦制度などを中心とした新たな憲法が制定され、ヴンダーシア共和国は「ヴンダーシア共和国連邦」になった。
新憲法のもとで第一回大統領選が行われるとライネスが初代大統領に就任、共和革命で顕になった国内の地域間・思想間の対立を解消すべく自由主義的な内政改革を行ったほか、マグリビヤカサブランカ協定を結んで関係強化を目指した。
第二回大統領選では福祉政策を掲げた社会党に期待が集まり、リューケンが大統領に就任、福祉・労働環境の整備を進めるとともに魔力省を設置して魔力輸出の管理を強化した。

2000年代

第3代大統領には再びライネスが就任、アメリカの同時多発テロやスペインのマドリード爆破テロなどを受けてテロ対策を進めた。
また、経済的発展に伴って外交問題への関心が高まり、国民党の人気が高まったため、4代大統領には国民党のステンデートが就任した。

2010年代

5代大統領は引き続き国民党ローヒス・ドレイクが就任したが、2011年に勃発したリオ・デ・オロ戦争での過激な攻撃が非難されて翌年に辞職に追い込まれた。それによって初めて副大統領の大統領昇格が行われ、ライフェンが就任した。
2期連続で大統領を排出した国民党はドレイクの辞職以来内部対立が激しく、2014年の大統領選で国民党のフィーラが就任した直後、その大統領選を巡って党はついに2つに分かれ、国民進歩党国民の盾になった。はじめはフィーラら国進党が優勢であったが国民の盾の人気が高まり、2019年の大統領選では民盾のケレンスが圧倒的な勝利をおさめた。フィーラは2017年に憲法改正を成立させ、大統領の任期をそれまでの4年間から5年間に引き伸ばした。

2020年代

2020年にはヴンダーシアにも新型コロナウイルスが侵入し流行した。一時はロックダウンも実施されたが持ち直し、被害は比較的小規模に抑えられた。経済成長を優先したかったケレンスは2022年に感染者数の減少を確認すると規制解除を始め、経済の回復にも功績を残した。パンデミックへの対処が評価されたケレンスは、2024年の大統領選でヴンダーシア大統領として初の再選を果たした。
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