ヴンダーシア資料館/Vundarsia infos

1973年10月に第四次中東戦争が勃発したことにより、OPEC公示の原油価格は約4倍にまで上昇した。世界の多くの国が石油不足に陥り始め、ヴンダーシアの魔力に注目が集まった。
過去に燃料需要逼迫に合わせて魔法資源が安く買い叩かれて苦しんだ経験から、ガルセシア君主国やデウス・グロース王国などは魔法資源の価格統制や販売規制を行ったが、民主党のリーツェル内閣はそれを市場に対する過剰介入だとして非難した。これは保守派との対立を生み、王政革命の原因の1つとなった。

王政革命からキセキ合意までの間の期間は、ヴンダーシア国内は内戦で非常に混乱しており魔力の輸出は限定的であったが、キセキ合意で混乱が収束すると、デウス・アッタ王国、ガルス王国の両国は共に本格的な魔法資源の輸出に乗り出す。原油の価格高騰に伴って燃料需要は高まっており、政府による価格調整もあって魔力の輸出価格は安定しつつ、輸出量は徐々に増加しヴンダーシアの経済を潤した。
初期は液体魔力も輸出されていたがやがてより運びやすい固形魔力に一本化された。