ヴンダーシア資料館/Vundarsia infos

ヴンダーシアでは魔法はごく一般的に、かつ簡単に使用されているものであり、現代においては義務教育の中でその使用方法を習得させる。とは言っても、魔法の使用はいたって簡単なものであり、現在では魔法補助技術も進歩しているためヴンダーシアでの教育を受けていない者であっても独学で数ヶ月、中でも簡単な魔法であれば数日で使えるようになる。
そのため、高等教育や研究では「魔法使用の訓練」に費やす時間は少ない場合がほとんどである。

前述の通り、魔法使用の基礎的な部分については義務教育で習得可能だが、より詳しい教育や研究は高等教育機関と研究機関が担っている。
現在多くの大学に「魔法学部」などの魔法学を研究する学部学科があり、高度な魔法学を教える私立中等学校もわずかに存在する。国立大学の「ベーレン魔法科大学」は魔法学及び関連学問のみを研究する大学である。

魔法補助とは、魔法の使用をサポートする技術である。これにより魔法の使用・習得が簡単になり、近代における魔法の大衆化に寄与した。
具体的には、魔法陣の体系化、詠唱を必要としない魔道具の開発、自動化などがある。魔法の自動化は未だ高価で精密な機械を必要とするため一般人の手元に届く段階からは遠いが、軍事・セキュリティなどで利用が広がっている。