クライネットの架空地域「ヴンダーシア」の情報を詰め込む部屋

魔力(まりょく、:des、英:Magicstuff)は、魔法などに深く関わる化学物質である。
元素であるマジシウム(Magicium、元素記号:M)を指す場合と、それを含む分子を指す場合がある。元素については未だに多くのことがわかっていない。

魔力分子

常温では気体で、空気よりわずかに重い。一定の言葉か図形を触媒として他の分子に変わったり熱に変わったりする。
また、無色鉱物に付着したりその中に入り込んだりする特性があり、ヴンダーシアでは鉱物とともに地下から産出することが多い。その特性を利用し、宝石などに詰めて運ぶという輸送手段がある(魔力の液化技術が開発されるまではこれが主流であった)。

特性

魔力は様々なエネルギーや物質に変わるという特性があり、生成物によって様々に呼び分けられている。また、魔法による一部の効果は科学的な解析が不十分で分類がされていないものもある。
エネルギー
  • 発光作用…光エネルギーに変わる
  • 発熱作用…熱エネルギーに変わる
  • 運動作用…運動エネルギーに変わる
物質
  • 水化…水分子に変わる
その他
  • 発火作用…空気中で火を発生させる
  • 冷却作用…その場の熱を奪う

魔力結晶

地下の高圧で固体になり、結晶をつくることがある。ただしこれはヴンダーシアにおいても稀なことで、大規模な鉱脈は発見された記録が残っているがすでに掘り尽くされてなくなっている。
現在では気体の魔力から魔力結晶を作り出す技術が存在する

液化魔力

魔力を液体にする技術は新ヴンダーシア帝国で開発され、すぐさま帝国軍が独占的に使用した。ヴンダーシアの外に出ると魔力がないため、軍はそれまで鉱石に魔力を詰めたものを輸送して遠征の際の燃料にしていたが、それ以来はより体積が小さく済む液化魔力を運ぶようになった。これはベリアやイベリアでの戦闘を支えたが、それでも補給路の距離には限界があった。

魔法資源

上記のように、かつてヴンダーシアに住む魔族しか使えなかった技術である魔法は、近現代において魔力の輸送という形で欧米でも徐々に使えるようになっていった。それに合わせて、そういった場所での魔法に必要不可欠な固形や液体の魔力は広い地域で高い価値を持つようになり、そうした”輸送可能な魔力”は「魔法資源(Magical Resources)」と呼ばれるようになった。

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