ヴンダーシア資料館/Vundarsia infos

• 魔力の採取及び輸出入の認可
• 魔力採取業者に対する採取量の調査
• 魔力価格調整

魔力の統制を行う意義として、魔力省は以下の点を挙げている。

• 魔力の有限性:過度な魔力消費や、液体・固形魔力の過度な生産が立て続けに行なわれると、魔力の不足が懸念される。
• 魔力価値:魔法資源は国の最大の輸出品のため、その価格は政府がコントロールする必要がある。
• 公共目的の優先:公共施設や軍事目的の魔力を安定的に確保する必要がある。

近代になると西洋に魔力などの魔法資源が売買されるようになるが、魔力は国にとっての必需品であるため、過度な流出を避ける必要があった。セキオウ朝では、魔力の国外輸送は支配者によって厳重に監視された。後期においては正確な価格統制も行われた。クロヤ家が始めた価格統制は後の支配者にも重要視され、現在まで廃止と復活を繰り返している。

キセキ体制下でも魔力輸出調整委員会によって統制が行われていたが、宰相となったゼルークによって一時的に止められていた。
共和革命の後、ライネスのもとで調整委員会が再開されるも、統制は厳重とはいえないものであった。2代大統領に就任したリューケンはこの状況を憂いて、より強固で確実な魔力統制をすべく、魔力省を設置した。

• ヴンダーシア共和国連邦