ヴンダーシア資料館/Vundarsia infos - ネオーン市
ネオーン市(ねおーんし、
倍
:Gvait-Neuen、英語:Neoen City)は、
ヴンダーシア
西部、
シンコウ島
南東部、
フジミ湾
に位置する都市。
ネオーン、あるいはネオンとも呼ばれる。
ヴンダーシア共和国連邦
の首都であり最大の都市である。唯一の特別市にもなっている。
かつて
デウス・アッタ王国
の第二首都であった。
目次
地理
名称
都市
行政区
歴史
王政時代
共和制下
政治
経済・交通
関連記事
ネオーン特別市
国家
ヴンダーシア共和国連邦
行政区分
特別市(州に相当)
首長
ネオーン市長
自治体コード
ISO-3166-2:VD-NE
面積
約600km2
人口
8,932,000人
人口密度
地理
総面積約600平方km。東京23区より少し小さい程度である。
フジミ湾
に位置し、三方を
南シンコウ州
に囲まれている。
フジミ湾
岸の北西部一帯に当たり、その土地の半分以上が
フジミ湾岸開発
で作られた埋立地である。市内の何箇所かに埋め立て開始前の自然な海岸線を示す印が残されている。
気候は西岸海洋性気候に分類されるが、過密によるヒートアイランド現象で少し気温が高い。
名称
正式名称は"gvait-Neuen"(/gvait neon/)で、単にNeuenと呼ばれることが多い。Neuenは標準発音(セキオウ方言)で[ˈneon]、キセキ方言で[ˈnɛʊɘn]と発音される。
ベーレン語
で"新しい"を意味する"Neu"に地名などの接尾辞"-en"を付けた名称で、直訳すると「新しい地」となる。
勝利団
によって名付けられた。
都市
都市は大きく、西部から北部にかけての陸地と東部の人工島集合体であるリンゲン島に分かれる。
北西部
ルクタンド区
には
連邦国民議会
に加えて大統領府などの行政機関が集中し、南西部は住宅街になっているが貿易港も多くある。リンゲン島の南部は貿易港と工場群を有する工業・商業地帯、内陸部や北部はオフィスビルや商業施設が乱立する繁華街である。
行政区
ネオーン市は14の行政区に分かれている。
サイデモント区
ネオハイト区
デオス区
ルクタンド区
セズタール区
ヒフォール区
スイゼ区
リンゲン区
ネオマリーン区
スターン区
トゥータイト区
セヴルーフ区
ゲーヘン区
トパーズ区
歴史
王政時代
フジミ湾岸開発
で作られた
フジミ湾
北岸埋立地がその前身で、19世紀末にはすでに都市として機能しており、軍港もあった。
レイスレイフ蜂起
でネオーンを手に入れた
勝利団
はここを重要視し、軍事拠点の一つにした。
新ヴンダーシア帝国
のもとで埋め立てが急速に進み、同時に軍需工場や軍港が築かれた。この頃からリンゲン島の埋め立てが本格的に始まり、帝国の崩壊までにスタール区やネオマリーン区の一部ができた。
帝国戦争が終結すると
デウス・アッタ王国
もここを重要視し、王国の第二首都、
ヴンダーシア連邦
の統一首都とした。ヴンダーシア連邦の連邦議会たる"大政院"もネオーンに設置された。また、二度と占領されないよう、都市を覆う結界の設置が始まった。軍需工場は半数近くが取り壊されたが残りは
スイギン
市長のもとで一般向けの重化学工場に作り変えられ、ネオーンは工業都市としても発達した。連邦成立から数年で
セキオウ市
を抜いてヴンダーシア最大の都市になった。
王政革命
の後に
ヴンダーシア連邦
の解体が宣言されると連邦首都としての地位を失うが、同時に
アルサイレス
のもとで地方行政制度が再構築され、"自由市"として改めて特別な地位に置かれた。
共和制下
共和革命
で王政が倒れると、
ヴンダーシア共和国
のもとで地方行政の改革に伴って自由市から"特別市"となり、再び連邦の首都に指定された。
フェルテ
の退位とともに王室の宮殿のほとんどが共和政府に引き渡されたが、ネオーン市内にもそうした宮殿があり、それらは政府組織の建物として使われた。
ヴンダーシア連邦
時代には大政院だったルクタンド区の宮殿も政府のものとなり、大統領府として作り変えられた。
政治
ネオーン市は特別市であり、連邦州と同等の強い自治権を与えられている。
連邦参議院
へも他の州と同様に市長が任命した9名の議員を出席させている。
市長は王政時代の
スイギン
市長の辞任以来ずっと直接選挙による就任が貫かれ続けており、大統領制に近いかたちで政治が行われている。中規模の市議会が存在するものの市長の権限が強い。
また、市内には14の区が存在し、区は選挙で選ばれる3名ずつの「代表行政官」と小規模な区議会によって運営されている。
経済・交通
ネオーン経済・交通においてもヴンダーシアの中心である。
ネオーン港は連邦内最大の貿易港であり、客船などの往来も活発である。市内には連邦内最大の空港もあり、
シンコウ島
内各地へ伸びる鉄道網も整備されている。人工島群には大小の運河が張り巡らされているため、小型船での輸送も活発である。経済に関しては、連邦最大の証券取引所である「ネオーン証券取引所」がある他、大企業の本社や支社が集中している。
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