リオ・デ・オロ戦争の戦後処理として西サハラ地域は北緯26度を境として分割され、北部は
マグリビヤの領土になり、南部のリオ・デ・オロ地方は国連保護下で独立することに決まった。オロは独立後、2032年までの20年の間は健全な国家整備のために国連が監視及び保護することになり、また中立地域として武力保持を認めず、防衛は国連主導の連合軍によるもののみとされた。
名目上は国連保護下の中立地域であるが、実質的にはヴンダーシアの傀儡国家だとも言われている
*1。
独立後、ヴンダーシアの経済界ではオロを含め紛争がなくなった西サハラ地域に商機を見出す動きが起こり、はじめに
デビル財閥のラバト海運が西サハラに進出、続いて複数の運送会社や貿易商社が進出したほか、
ルクステル・グループは西サハラ向けに
マグリブ=ベーレン鉄道を設立して2017年に初めての鉄道を敷設した。この地域には良質な漁港とリン鉱床があり、それらの活用も期待される。