ヴンダーシア資料館/Vundarsia infos

王政革命で最初に発生した内戦。投票所を占領した過激保守派を軍部が攻撃したことから始まり、王国全土の内戦に発展する。軍部率いる左派はディート地方を中心に「キセキ共和国」を成立させ独立を宣言するが、やがて傘下の社会主義勢力と対立、社会主義側はオリツォエン地方に「オリツォエン共和国」をたてる。キセキ共和国はやがてキセキ市を攻撃して王を廃位させるも、残る保守派や社会主義勢力との戦闘が続く。

リーツェルの民主党政権の下で保守派と自由主義の間で緊張が高まる中、ヴンダーシアは1974年9月に総選挙を迎えた。選挙前に左派はドレイク公国での自由主義者暗殺に対して強い抗議を行い、王政廃止を掲げる人々もいた。一方で保守派は民主党への反対運動を続けた。メディアからは自由主義が優勢との見方が示され、保守派内部の緊張感は一層高まっていた。そんな中で過激保守派は選挙の妨害を計画、実際に選挙当日に彼らによる投票所の包囲・占拠が行われた。
一部の投票所では民衆による乱闘が発生し、翌日になっても混乱は収束を見せなかった。政府は大混乱に陥り、国王が決定的な対応をためらったため政府は機能不全の状態であった。一方で王国軍の上層部は自由主義者が多かったこともあり、この暴動に対して強く不満を抱いていた。しびれを切らした軍部は政府からの命令もないまま一部部隊をレセールの投票所にけしかけて投票所に立てこもる保守派を追い払い、そこから過激派に対する鎮圧が開始された。

軍部が過激派を無断で鎮圧している段階にあっても政府は沈黙していたが、軍部がはっきりと自由主義を唱えると政府はこれを反政府運動と見なし、近衛師団をはじめとした残っていた軍隊を出動させて対抗した。

レセールからケーデルまでの広範囲を制圧した左派はついに「キセキ共和国」を名乗り独立を宣言した。

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