クライネットの架空地域「ヴンダーシア」の情報を詰め込む部屋

デビル家(でびるけ、:Gen Debil)あるいはデビル氏は、ヴンダーシア氏族(Gen)の一つ。
宗家はマリーン市を拠点としている。古くから海運に長け、豪族として港湾を支配したり海軍を組織したりした。現代においては財閥を組織して強い影響力を持った。

外見

人型で、ガイコツのような淡色の細い体を持つ。手指は長く、かつ末端神経の発達により繊細な動きが可能で、それを活かして精密部品の加工などに従事する者も多い。

歴史

中世

中世の混乱の中で、ディート地方の海洋民族をまとめる形で豪族になったことが発祥である。リキト治世の頃にデウス家と結びつき、始めはレセール公の下のマリーン伯に任ぜられたが、影響力の拡大に伴ってデウス家傘下のディート候を与えられた。それまで王族を基本としていた侯に異民族が任ぜられるのはデビル家が初めてであった。中世中期には一度衰退するが、持ち直して16世紀後半にはヴンダーシアの海上経済やシンコウ島の開拓に貢献して勢力を急拡大する。

戦乱期

1600年頃にはディート侯とシンコウ侯を兼ねる大豪族になっていた。17世紀に入ると西洋人漂流民の保護や、彼らを介した西洋との貿易を行った。戦乱期になると西洋人との結びつきを優先して排外的なカラカラ家らに対抗し、融和派を組織した。1634年には政権を奪還してストーレス家のルーゲストを王に即位させた。しかししだいに仲間でありシンコウ島で力を増していたクロヤ家と対立するようになり、港の利権を巡って完全に隔絶した。
戦乱期末期にはクロヤ家に降伏し、領地はマリーン市周辺のみに縮小した。セキオウ朝の時期には財源となっていた専売貿易に制限がかけられるなど、他の豪族と同様にクロヤ家からの抑圧に苦しんだ。

近代

クロヤ家が倒れると抑圧から解放され、領地も一部は取り戻したが、戦乱期に比べればかなり小さくなっていた。その後次第にデウス・グロース家の集権体制に組み込まれ、ロイヒティルの治世には再び商業に制限をかけられるなど特権が縮小された。

財閥としてのデビル家

→"デビル財閥を参照"
古くから海運業を支配していたデビル家だが、民間企業による経済活動が活発になると自ら企業を設立して、貴族でありながら社長であるという特殊な形態を生み出した。
古くから主力事業であった海運業に加え、銀行、鉄道を中心として多くの会社を抱え様々な分野に出資している。
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