ヴンダーシア資料館/Vundarsia infos

体はまるく、大きさは個体差がある。ほとんどがぷにぷにとした柔らかい光沢のある表皮を持ち、体内は水分豊富でゼリー状になっている。骨格を持たず、内蔵が少ない。中枢神経系の発達は乏しく、「無知魔族」に指定されている。
手足も翼もないため、跳ねて移動する。人懐っこく、ペットや家畜として飼育される。

ヴンダーシアの各地の、比較的標高の低い森や平原に生息する。
キセキ地方には一切生息していないため、第一デウス朝ではデウス王室への献上品の一つだった。

大半の種類は食用が可能で、体内のゼリー状の部分を食べる。食用は衛生管理を徹底しているため生食が可能になっているものが多い。食中毒や寄生虫の危険性はほぼない。
低地では野生でも生息しているなど、地方によっては非常に安価に手に入り、水分が豊富なため古くから肉体労働者の水分源として重宝された。
味や香りに癖がなく、本当にゼリーのように食べられるそう。しかし匂いの強いものを食べさせ続けると可食部に匂いがつくことがあり、それを活かして果物やハーブの香りの食用スライムを生産する試みもある。ディート地方やヒララ地方では昔から食べられており、いくつかの調理法が確立されている。
体内の液体と一緒にそのままソースなどにする他、マリーンではパスタなどに乗せることも多い。